RIPE NCCの運営費――なぜ会費を大幅に引き下げるべきなのか
レジストリの予算のうち、本来委ねられた役割に使われているのはどれだけか?
RIPE NCCの運営費が繰り返し論争になるのには、十分な理由がある。適切に評価するには、根本に立ち返らなければならない。地域インターネットレジストリは実際に何をしており、本来は何をするための組織なのか。
陸恒のノート
インターネットの記録を管理する組織に、それを統治する権力を与えたのは誰なのか。このノートでは、身近なたとえからネットワークの新たな設計まで、その問いをたどる。
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レジストリの予算のうち、本来委ねられた役割に使われているのはどれだけか?
RIPE NCCの運営費が繰り返し論争になるのには、十分な理由がある。適切に評価するには、根本に立ち返らなければならない。地域インターネットレジストリは実際に何をしており、本来は何をするための組織なのか。
誰にでも開かれた参加にはどんな負担が伴い、誰がその場に入れずにいるのか?
APRICOT 2024の閉幕にあたり、いくつかの点が強く印象に残る。世界のインターネットを形づくる課題について、コミュニティと直接議論できたことは貴重だった。また、年次総会は、20年以上にわたり支配が集中してきたAPNICにとって、必要な転換点となった。
数億規模に上るレジストリの予算を誰が負担し、その対価として何を得ているのか?
地域インターネットレジストリは、全体で世界中に数百人の職員を抱え、年間数億ドルの予算で運営されている。そのすべてを賄うのは、支払いが義務づけられた会費だ。この資金調達モデルが成り立つのは、RIRが番号資源の登録を事実上独占しているからである。問うべきは、実際の機能に照らして、この規模の支出が正当化できるのかということだ。