盧恒のノート

インターネットの未来を決めるのは誰か?

インターネットの記録を管理する組織に、それを統治する権力を与えたのは誰なのか。このノートでは、身近なたとえからネットワークの新たな設計まで、その問いをたどる。

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ひとつの問いを追う。気になるノートを探す。議論が深まっていく過程をたどる。

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  1. ノート 26権力を握るのは誰か?

    主権という誤謬について

    ひとつの大陸が、調整のための記録に主権を持つことはできるのか?

    ノート26:主権という誤謬について 文:Lu Heng | 2025年12月31日 LARUS Limited最高経営責任者、[…]の創設者

  2. ノート 25レジストリが機能しなくなったら?

    インターネットを中央集権化しようとする最後の試みについて――ICP-2改訂草案、制度を実施する権力、構造的リスク

    ICP-2の改定は保護のためなのか、それとも今の仕組みを固定しようとする試みなのか?

    ノート25:インターネットを中央集権化しようとする最後の試みについて――ICP-2改訂草案、制度を実施する権力、構造的リスク 執筆

  3. ノート 24権力を握るのは誰か?

    反論を検討する――それでも成り立たない理由

    分散化に反対する最も説得力のある主張は何で、どこで成り立たなくなるのか?

    ノート24:反論を検討する――それでも成り立たない理由 文:Lu Heng | 2025年12月29日 LARUS最高経営責任者

  4. ノート 18価値を支配するのは誰か?

    論考18:IPv4の価値が60兆ドルに達しうる理由

    IPv4が、収益を可能にするほかの資産と同じように値付けされると、その価値はどうなるのか?

    IPv4の総価値が60兆ドルに達しうるという主張は、単なる修辞ではない。IPv4を、希少で代替不可能な、サービスを成立させる資産という本来の姿で捉えれば、資産の経済学の基本から導かれる結論だ。

  5. ノート 17レジストリが機能しなくなったら?

    論考17:ICP-2の改訂、RIRの機能不全を判断する基準、そして権限がボトムアップでなければならない理由

    レジストリが機能しなくなったと判断するのは、会員であるべきか、それとも上位の組織であるべきか?

    地域インターネットレジストリの設立基準を定めるために20年以上前に起草された文書、ICP-2が再び議論の俎上に載ったきっかけは、AFRINICのガバナンス危機だった。それは当然のことだ。

  6. ノート 16レジストリが機能しなくなったら?

    論考16:RIPE NCCをかたるフィッシングメール――恐怖、権威、そしてレジストリの本来の役割

    なぜ偽のメールひとつが企業を脅かしうるのか。それはレジストリの何を物語るのか?

    最近、多くのRIPE NCC会員に、「Download Review」(ダウンロードの確認)という件名で、48時間以内に情報を確認するよう要求するメールが届いた。このメールの送信元はRIPE NCCではなかった。恐怖を利用したフィッシング詐欺だったのである。具体的には、RIPE NCCにあると受け取られている権限への恐怖を利用していた。

  7. ノート 15価値を支配するのは誰か?

    論考15:IPv4に眠る価値を解き放つ

    IPv4のルールを決める場に、その所有者たちがいないのはなぜか?

    IPv4は、インターネット上のサービスを成立させる最も重要な基盤だ。端末もクラウドサーバーも、IPv4アドレスなしにはオンラインになれない。それなのにIPv4には、取るに足らないもののような価格が付いている。1アドレス当たり月額約0.30ドルで、サーバー1台につき月額約300ドルのサービスを可能にしている。自らが可能にする価値の約0.1%にすぎない。他の市場では、不可欠な基盤は、それが可能にする売上の相応の割合を取り込んでいる。都心の店舗の家賃が売上の約30%になることが多いのは、立地が商売を成立させる基盤だからだ。同じ論理に従えば、IPv4が到達しうる評価額の上限は、現在よりもはるかに高い。