柔らかなぼけに浮かぶ鮮やかな緑の葉

淡い緑の若葉が柔らかくぼけた自然の背景に浮かび、身近な草木の静かでみずみずしい美しさを伝える。

柔らかくぼけた自然の背景を背にした淡緑色の若葉。一部に小さな褐色の斑点がある

このクローズアップ写真には、おそらくつる性の植物と思われる繊細な緑の葉が、柔らかくぼけた自然の背景を背に写し出されている。手前にはみずみずしい淡緑色の葉があり、その一部に見えるかすかな褐色の斑点が穏やかな質感を添える。周囲の葉は、落ち着きのある豊かな色調を幾重にも重ねている。背景の緑と淡い土色はなめらかに溶け合い、拡散した光の下に遠くの小道、あるいは開けた屋外空間があるようにも見える。浅い被写界深度が葉の細部へ視線を導き、細い茎としなやかな曲線を際立たせる。右下には、おそらく撮影者の署名と思われる薄い透かしが見えるが、場面の静かで自然な雰囲気を損なうことはない。全体に漂うのは穏やかさと新鮮さであり、自然の中にある小さな日常の美が静かに強調されている。

展示の中で 全363作品の171番目

ほかの命と出会う

緑を近くから、遠くから

世界を語る、その前に

この写真を展示で見る