静寂の上に咲く火
金色の光が空高くいっぱいに開き、勢いよく広がっていく。その縁は、細い青の火花でほつれている。

金色の光が空高くいっぱいに開き、勢いよく広がっていく。その縁は、細い青の火花でほつれている。光跡はわずかに曲がり、まだ輝いているうちから重力に引かれ始めている。その下の空気は煙と残光に満ち、琥珀色に輝く。一本一本の線が、体を抜け出す鼓動のように中心から離れていく。
写真は、火が崩れ散る前にその姿を静止させる。画面を支配するのは金色だ。中心では密に集まり、外へ向かうにつれて淡い青の糸へと溶けていく。熱と冷たさ、重さと空間。その対比は静かでありながら、鮮明だ。
そこに残るのは、動きを止めたエネルギーの模様。この広がりは花にも、波にも、場違いなところから昇る太陽にも見える。それは爆発であると同時に静止でもあり、夜よりも長く残ろうとする光なのだ。