光の花
水面の上に淡い花火が開く。周囲には煙が漂い、その下には途切れ途切れの光が映る。

写真:Lu Heng
開いた花火は、花のような丸い輪郭をしている。けれど、その縁に目を向けてみると、明るくくっきりと見える光の点もあれば、煙の中に溶けていくものもある。空には小さな光の痕跡がいくつも残っているが、最初の閃光に目を奪われると、見落としてしまいやすい。
岸辺の下、水面に映る光は、その丸い形を失っている。細く、途切れ途切れの光の帯になる。空から水面へと視線を移すと、同じ花火がまったく異なる二つの姿を見せてくれる。