自然石を積み上げた、白黒のピラミッド状構造

丸みを帯びた自然石が積み重なり、白に近い空へ伸びるピラミッドを形づくる。石の質感と重量感、幾何学的な輪郭が際立つ一枚。

丸みのある自然石を積み上げた白黒のピラミッド状構造

このモノクロ写真には、ほとんど白に近い淡い空へ鋭く立ち上がる、印象的な石の構造物が写っている。丸みを帯びた自然石だけで組み上げられたその形は、高い三角形のピラミッドとなり、頂点で正確な一点へとすぼまる。色をなくしたことで、石そのものの質感と対比が際立つ。滑らかな石もあれば、粗い石もあり、一つひとつが重さや年月、意図をもって築かれたことを感じさせる。

石の大きさや色合いは一様ではなく、表面には彫刻のような手触りが生まれている。暗い石が構図の大半を占め、どっしりとした土台をつくりながら、構造は上へ行くほど細くなる。わずかな光の変化が不規則な形や縁を浮かび上がらせ、簡素な画面に奥行きを与えている。鮮明な白と黒の組み合わせが幾何学的な形を強め、柔らかな空のグラデーションを背景に、ピラミッドをいっそう堂々と見せている。

展示の中で 全363作品の91番目

私たちがつくった世界

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