実践の場仕組みを見えるものにする
LARUS Foundation — あなたはインターネットを使っている。そのルールを問い直すこともできてしかるべきだ。
LARUS Foundationは、インターネットの仕組みを理解し、そのあり方を形づくる議論に参加できるよう、人々を支援しています。自分の問いを立てられるようになることが、意味のある参加の出発点です。
論考から
“参加できるかどうかが、航空券や宿泊費を払えるかどうかで決まってはならない。”
公開された会議でも、参加の壁は残る
学び、働き、人と連絡を取り合うために、あなたはインターネットを頼りにしています。それでも、その背後にあるルールをめぐる議論は、すぐに、なじみのない略語や技術文書、遠く離れた場所で開かれる会議の中に埋もれてしまいがちです。
招待されることは、出発点にすぎません。議論を理解するための知識、会議に参加する手段、そして、ある提案が実際にネットワークに依存する人々に何をもたらすのかを尋ねる自信も必要です。
議論をわかりやすくし、参加しやすくする
2018年に香港で設立されたLARUS Foundationは、インターネットに関する教育と参加の促進に取り組んでいます。その活動には、次のようなものがあります。
- 学習:インターネットのインフラや、意思決定をめぐる議論の進め方を伝えるセミナー、ワークショップ、技術教育。
- 参加:地域インターネットレジストリの会議への参加を支援するフェローシップ・プログラム。プログラムを通じて、経済的な支援とメンタリングを提供します。
- 教育者との連携:学生や実務家が、学んだことを実際のインターネットの課題と結びつけられるようにする協力や機会の提供。
目的は、人々が自分の考えを形成し、表明できるようにすることです。参加には、異論を述べる余地がなければなりません。参加を支援してくれた組織への異論も、その中に含まれます。
会議の場にいることは、統治する権限を与えられたことではない
ここで財団の活動は、Lu Hengのノート73の核心にある区別と交わります。より多くの人が証拠を示し、前提を問い直し、影響を指摘できるべきです。その参加には意味があります。
しかし、会議に出席したからといって、機関がその場にいないすべての人を代表して発言する許可を得るわけではありません。また、開かれた議論が行われたからといって、レジストリの管理者に国境を越えた政治的権限が自動的に与えられるわけでもありません。個人が意見を述べる権利と、機関が強制する権力は、別のものです。
Lu Hengが提案するのは、共有の調整を狭い範囲にとどめ、検証可能にし、別の管理主体を選べるようにすることです。教育は、人々がその議論を自分で検討する助けになります。しかし、権力を集中させる構造の変革に代わるものではありません。
次の問いを立てられるだけの知識を身につける
ルールを理解できるのがいつもの顔ぶれだけなら、開かれた手続きであっても、同じ人々の声ばかりが繰り返し反映されかねません。意思決定が自分のネットワークや生計に影響を及ぼしてから、その決定がどう行われたのかを学び始めるのは容易ではありません。
次に役立つ一歩は、単に席を確保することではありません。誰が決めているのか。誰から与えられた権限で決めているのか。誰が結果を引き受けるのか。そして、どのような選択肢が残されているのかを問うことです。こうした問いが、参加から、ノート73のより根本的な議論へとつながります。