夕暮れのリージェント・ストリート
空が青く染まる夕暮れ、ロンドンのリージェント・ストリートを車と歩行者が行き交い、照明に浮かぶ建物の前をタクシーが色の軌跡となって通り過ぎる。

写真が捉えたのは、深い青の空が照明に浮かぶ建物の正面を際立たせ始める、夕暮れのリージェント・ストリートである。湾曲する通りの建築が、明るい店先とその下を行き交う人や車の端正な背景となり、古い石造りの街並みと現代の都市生活を同じ画面に収めている。
車道には赤い二階建てバスが並び、鮮やかな色のタクシーが前景をぶれて横切る。歩道には人々が集まり、窓明かりや街灯に照らされている。路面の反射もまた、地上の動きにさらなるリズムを加える。
動かない建物と通り過ぎる交通の対比が、この場面に活気を与えている。写真は通りを固定された名所としてではなく、光と人と動きによって一瞬ごとに形を変える、ロンドンの生きた一部として映し出している。