論考17:ICP-2の改訂、RIRの機能不全を判断する基準、そして権限がボトムアップでなければならない理由
レジストリが機能しなくなったと判断するのは、会員であるべきか、それとも上位の組織であるべきか?

共同で利用するレジストリに変革が必要になったとき、誰が決めるのか。Lu Hengは、サービスが機能しなくなった場合も含め、その決定権は会員にあると論じる。
地域インターネットレジストリの設立基準を定めるために20年以上前に起草された文書、ICP-2が再び議論の俎上に載ったきっかけは、AFRINICのガバナンス危機だった。それは当然のことだ。
今日の地域インターネットレジストリ(RIR)は、並外れた自律性を持って運営されている。いかなる主権当局に対しても責任を負わず、障害時に機能を引き継ぐ明確な仕組みを欠き、場合によっては実効性のあるデータの第三者預託も緊急時対応計画もない。機能不全を判断する基準を設けることは必要だ。
受け入れられないのは、その過程を利用して、権限の集中をさらに進めることである。RIRの認定を取り消す、あるいは再認定するためのいかなる仕組みも、NROやICANNではなく、もっぱらそのRIRの会員が主導しなければならない。
RIRの仕組みは、自発的な合意だけによって成り立っている。それを支える法律も強制執行の仕組みもない。上からの解決策は直ちに行き詰まる。会員は、その仕組みを承認するのをやめればよいからだ。
ICP-2を改訂するなら、ボトムアップのモデルを弱めるのではなく、強化しなければならない。いかなる決定的な措置にも、圧倒的多数の会員の同意が必要であると明記すべきだ。
説明責任は、上下の階層ではなく、分散化によって確保されなければならない。手続きに不備があるとしても、私はすべての会員に、現在実施されているNROのアンケートへの参加を強く勧める。コミュニティが声を上げなければ、他の誰かが代わりに決めてしまうからだ。