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夜のイスタンブールに架かる橋

イスタンブールのモノクロームの夜景。照明に浮かぶ吊り橋が暗い水面を渡り、その傍らでは街の灯りが丘の斜面を覆っている。

モノクロームの夜景の中、照明に浮かぶ吊り橋が暗い水面を渡り、街の灯る丘がその脇に広がっている。

夜の静けさの中、照明に浮かぶ吊り橋が、イスタンブールの暗い水面を横切っている。ケーブルと塔は明るく精密な線を描き、その向こうの丘には街の灯りが点々と連なる。

モノクロームの表現によって、風景は構造と光と影へと還元されている。水面は鏡のように滑らかというより控えめに揺れ、橋の下に途切れ途切れの光を運んでいる。

写真は、橋が持つ設計された幾何学と、その周囲に広がる不規則な都市の模様とを均衡させている。建物は斜面の奥へ退き、橋だけが画面の中央に宙づりになったように伸びている。

色がないことで、視線は比率と距離へ落ち着く。大きな都市構造物がどのように闇を占め、その灯りによって、輪郭の曖昧な二つの岸を結んでいるのかを見つめる一枚となっている。

展示の中で 全363作品の119番目

私たちがつくった世界

空に引かれた線

世界を語る、その前に

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