砂岩のスロットキャニオンに差す光
細い砂岩の通路へ一筋の日光が入り、湾曲する縞模様を照らして、温かな岩肌と影の対比を深める。

温かな砂岩の壁が狭いスロットキャニオンを包むように湾曲し、重なり合う表面が橙、褐色、くすんだ灰色の流れをつくっている。上方の開口部から一筋の日光が入り、暗い通路を切り裂くように進み、浸食によって形づくられた縞模様と滑らかな波状の輪郭を浮かび上がらせる。明るい隆起と深い窪みが隣り合い、閉ざされた空間に鮮烈な奥行きを与えている。光線は一部の縁を柔らげながら、別の部分の質感をあらわにし、硬い岩が光を包んで折り重なるかのように見せる。隅にある小さな撮影者の透かしは目立たずに収まっている。この光景の異世界めいた美しさは、光と石の出会いから生まれる。はるかに長い時間をかけて造形された形が、つかの間の照明によって姿を現している。